還暦登山No.36 雪山ハイク 赤岳鉱泉。

2022年12月24日ー25日

電車が遅れたから、カイジに乗り遅れ、バスに間に合わなかったなんて、言わない。何があっても、どうなっても自己責任。誰のせいにもしない。それが公共交通機関を使って、単独行が好きでやってきた俺の決め事。

無茶苦茶寒かったし、予報じゃお昼まで晴れるんじゃなかったの。エイワは答えるが、地球の自然は、あるがまま。誰の味方もしない。地位や名誉もここじゃ役に立たない。お金、経験があれば、あと体力。があれば少しは、役に立ちそう。それでも、アクシデントは消えない。

俺が持っているもののフル装備で来た。ワカンも持った、もちろんアイゼン、ピッケル、ヘルメット、ダウンもいる。寒いから、鍋にしょう。やっぱり赤岳鉱泉だから、ステーキ持っていかなきぁ。お決まりのシャウエッセンもだな。この際糖尿病の、カロリー制限はお休み。朝の血糖値下げるお薬もお休み。あれこれやったら、18kgにもなってしまった。これが、赤岳鉱泉についた時の疲れから、明日硫黄岳に登ろうって意思を砕いた。

何やってんだか。硫黄岳への一歩も足が進まない。3月来た時は、あんなに頑張ったのに。山始めた頃を考えると、一回登ったらもったいなくっていつも縦走を考えてた。もうここには今世では来れないかもしれないなんて、いつも考えてた。本当にもうだめだろうな。谷川岳から、平標までとか、信越トレイル斑尾から、天水山までとか。あー瑞牆から雲取山を超え奥多摩まで。山梨、長野、埼玉、東京と縦走は無理かなぁ

これからもまだまだ、俺でもできる山歩きはある。テント背負って行けるのもあと何回だろう。

ぶつぶつ考えながら、静かな山の中を歩いた。雪はやだったなぁ、なんて子供の頃を思い出したり、大松山より寒いな。なんて懐かしんだりて、とっても楽しかった。

「メーリ―クリスマス!」って若い一団が元気に挨拶して雪の中を走っていった。あ―今日はクリスマスか。だから赤い帽子かぶってんのか。もう里が近いのにやっと気が付いた赤岳鉱泉の赤い人たちのこと。

あーどんどん現実が近づいてくるー。

それにしても「望岳の湯」最高だね。

2022年12月24日
10:51 美濃戸口
11:07 河原奥の氷柱
11:58 やまのこ村
12:05 赤岳山荘
12:16 美濃戸
12:20 美濃戸山荘
13:20 堰堤広場
14:53 赤岳鉱泉 泊
2022年12月25日
08:53 赤岳鉱泉 発
09:36 堰堤広場
10:16 美濃戸
10:20 赤岳山荘
10:36 やまのこ村
11:25 八ヶ岳山荘
11:26 バス停 下山